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    SIer

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    引用元: 【IT】たそがれる人月商売、優秀な技術者が片っ端から辞めていく

    junkatsuyu_haguruma
    1: 田杉山脈 ★ 2019/04/22(月) 22:21:48.18 ID:CAP_USER
    最近、SIerなど大手ITベンダーの経営幹部に会うと、決まって次のようなぼやきを聞かされる。「若手や中堅の優秀な技術者が相次いで辞めてしまってね。我が社の将来を背負って立つような人材ばかりだから極めて深刻なんだよ。懸命に引き留めるのだが、とても翻意してもらえなくてね」。

     「SIerに優秀な技術者っていたっけ? プログラムを書かず、手配師みたいな仕事しかやってないじゃん」とツッコミたくなる読者は多いと思うが、取りあえずこらえてほしい。SIerにも優秀な技術者は探せばいるのだ。

     システム開発の現場監督であるプロジェクトマネジャーとして優秀な人もいるし、システムを設計するSEとして優秀な人もいる。加えて最近のSIerはアジャイル開発要員などとしてプログラマーを育ててきているし、AI(人工知能)など先端分野の技術者の育成にも力を入れようとしている。

     ただし「SIerに優秀な技術者っていたっけ?」と不審がるのは当然だ。優秀な技術者はそうでない技術者に比べて圧倒的に少数派だから、ユーザー企業のIT部員や下請けITベンダーの技術者が彼らに遭遇する確率は低い。さらにシステム開発はチームプレーなので、優秀な技術者の優秀さが際立つ場面も少ない。

     そんな優秀な技術者が転職してしまう理由は後で分析するが、SIerなどITベンダーの経営幹部が頭を抱えるのは当たり前だ。せっかく育った、あるいは育ちつつある優秀な技術者は圧倒的少数派。その圧倒的少数派が相次いで転職してしまうのだから、そりゃたまらないだろう。

     では、最近どれくらい転職してしまう技術者が増えているのか。それはITベンダーによりケース・バイ・ケース。ただし最近では、これまでの離職率の高低にかかわらず、将来を嘱望されていた技術者が辞めてしまうケースが従来よりも増えている。ITベンダー各社の経営幹部のぼやきを総合すると、そんな結論になる。

     もちろん優秀な技術者が同業の人月商売に転職することは99パーセントあり得ない。転職先はユーザー企業やITベンチャー、いわゆるプラットフォーマー、コンサルティング会社といった異業種の企業だ。SIerでは「大切なお客さま」である大企業に大切な技術者を引き抜かれて、「いくらお客さまでも、あんまりだ」とほぞをかむケースが頻繁に起こっている。

     「シリコンバレーより、南武線エリアのエンジニアが欲しい」。2017年夏に、大手ITベンダーなどの事業所が集まるJR南武線の駅に掲示したトヨタ自動車の求人広告は、多くのITベンダーに衝撃を与えた。あれから2年近くたったが、もはや「仁義無き」技術者争奪戦は当たり前となり、SIerなど大手ITベンダーは技術者供給源として、日本経済に“貢献”するようになったのだ。
    以下ソース
    https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00148/041600055/

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    引用元: 【IT】気色が悪い「顧客に寄り添う」をやめないSIerに再度警告する

    sagi_densuke_rojou_tobaku
    1: 田杉山脈 ★ 2019/04/08(月) 18:34:10.86 ID:CAP_USER
    日本の人月商売のITベンダーは「顧客に寄り添う」というフレーズが大好きだ。私からすると極めて気色悪い言葉なのだが、SIerだけでなく下請けITベンダーの経営幹部もよく口にするから、もはや日本のIT業界のアイデンティティーと言ってよい。

     最近もこのフレーズを聞く機会があった。富士通の社長交代の記者会見で、時田隆仁次期社長が「顧客第一で顧客に寄り添ってきた半面、自らアイデアを出しながら次のテクノロジーで顧客に新しい価値を届ける部分が不得意になってきた面がある」と発言したのだ。

    この時田次期社長の発言の後半部分はまさに正確な認識だ。「自らアイデアを出しながら次のテクノロジーで顧客に新しい価値を届ける部分が不得意になってきた」のは富士通に限った話ではなく、国産コンピューターメーカー共通の大問題である。

     昭和の間は少なくともハードウエアでは、国産コンピューターメーカーは顧客に新しい価値を届けてきた。ところが間もなく終わる平成の30年の間に、新しい価値を提供する能力はどんどん失われ、ハードウエアやソフトウエア、クラウドを問わず、独自の製品サービスで顧客を引き付けて市場をつくれなくなった。

     その結果、国産コンピューターメーカーの主力事業はSIになった。つまり人月商売のSIerにビジネスモデルを変えたわけだ。ユーザー企業のシステム子会社を出自とする企業や、ソフトウエアの受託開発からスタートした企業の大半は、もとより「自らアイデアを出しながら次のテクノロジーで顧客に新しい価値を届ける」ことなどできないから、日本のIT業界は今や人月商売の一色に染まることとなった。

     要求に応じてシステムをつくる人月商売である以上、ユーザー企業からシステムに関する「ご用」を聞く必要がある。つまりご用聞きだ。SIerはもちろん多重下請け構造のIT業界では、下請けITベンダーも全てご用聞きとなる。業界を挙げてご用聞きにいそしむのが人月商売のIT業界の実態だ。

     で、「顧客に寄り添う」ことがSIerと下請けITベンダーにとって絶対的価値観となる。顧客に寄り添ってご用を聞いていれば仕事がもらえるからだ。変形バージョンとして「絶対に逃げない」というのもある。顧客の理不尽な要求などが原因でプロジェクトが大炎上しても顧客に寄り添い続けて、顧客の信頼を得ようという考え方だ。

     だから「顧客に寄り添う」あるいは「絶対に逃げない」と人月商売のITベンダーの経営幹部が口々に言うわけだ。私からすれば「気色悪いから客に寄り添うな」である。あえて気色悪いと罵倒するのには意味がある。「寄り添う」といった情緒的な言葉を使って、今の商売を正当化しているから先に進めないのである。
    以下ソース
    https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00148/040300053/

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